昆虫と健康
# 昆虫の世界
- 「節足動物」は「洞窟」で生きることを想起する
- 「昆虫のメカニズム」には、「巧妙さ・しなやかさ・安全性」がある。(例、虫が糸のような細い足で直角に保っていることは人間の筋肉で考えると理解できない)
# 2種類の動物進化
- 脳を発達「個」を進化 ⇒ 後口動物
- 「数」の多さで進化 ⇒ 先口動物
- 後口動物(脊椎動物)
- 先口動物(初期胚の原口が口): クモ、ムカデ、虫、
- ダニだけで100万種
- エビ虫ダニの総重量人の15倍
# 血液
- 昆虫の血液 : 体液として充満、異物に一斉攻撃
- 人間の血液 : 細胞内の異常に対し、修理剤や警察官を「木構造」の「血管」で効率的に輸送する
# 様々な虫の戦略
- ホタル : 白熱灯の9倍の発光効率
- カブトムシ : 牛糞などのクソの中のウイルスに負けないタンパク質(抗菌性タンパク質( MRSA攻撃、台湾カブトムシ ))を持つ
- 生物ロウ : クレヨン、口紅、肉まんなどに使われる
- モルフォテックス
- ホウエンエビ : 草取り虫(豊年)
- カブトエビ : 無農薬栽培の証(何百年も卵のままで眠られる)
- 合鴨農法 ≠ 無農薬
- ヒゲナガカワトビゲラ : 接着剤のシルク、石、テフロン吸着
## 蚕 silkworm
- シルク :
- 90% 以上タンパク質
- 66% フィブロン fibroin でできている。
- 一本の繭の繊維は、2本の平行なfibroin をセリシンによって被覆した形をとる。
- fibroin は細長く強い。保湿効果をもつ。水を引き寄せる化学分子式をとる。
- セリシン ボンドの役割
- 生体親和性
- 紫外線遮蔽
- A波 日焼け
- B波 ガン化
- C波 宇宙空間
- シルクフィブロン : 創傷治療効果
- 蚕は体内に、バキュロウイルスが侵入すると、ものすごいスピードで自身の体内のタンパク質性の「封入体」と呼ばれる家を作り始める
- トランスジェニック蚕 : バキュロウイルスに、風邪薬の遺伝情報を組み込むと風邪薬を作る ⇒ 犬、猫の薬として実用化
- シルク食品 : 脂肪を包み排出、悪玉コレステロール低下
- ワイルドシルク : ナノチューブを内部にもつ、断熱性大、マフラー、A波もカット
- インターフェロン : ウイルスに干渉するタンパク質
- クリキュラの繭 : 黄金色
- 238 卑弥呼、中国魏王に「斑絹」を送る ⇒ 「高級絹織」の返礼
## 蚊 mosquite
- ヤママリン : 休眠誘引 ⇒ ガンが眠る (ヤママリガ)
- 蚊の唾液 : 血液をサラサラに
## ハエ fly
- マゴット治療 : 蛆に傷口を食べさせる
- ヒロズキンバエの幼虫、膿や壊死部分だけ食べる
- ズーコンポストシステム : 蛆の助けの糞尿処理
# 日本の科学技術予算 5兆円/年
# 虫から学ぶ建築学にむけて
- ジーンバンク
- コオロギ : 音の立体把握
- LOHAS : Life of Health and Sustainability
- 蟻塚 : 900階建の高さ
- 日本家屋 : 木の文化であり、土の文化 土とシルクで究極の住まい?
# 参考文献
- 『蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異』講談社+α新書